【顧問先インタビュー】株式会社カミーノ様

貴社の企業概要について教えてください。

当社では、プラスチックの廃棄問題や、CO₂削減といった、ESG投資やSDGsに関しての取組みに注力しています。その中でも、石油由来のプラスチックに代わる、植物由来の素材および製品の開発や販売をしております。具体的には、PAPLUS®(パプラス)という環境配慮型素材の開発に成功し、その普及に努めているところです。PAPLUS®(パプラス)はペーパーとプラスという意味を掛け合わせた言葉であり、紙とトウモロコシのデンプンから作られた樹脂であるポリ乳酸(PLA)をブレンドさせ、石油成分が極めて少ない、リサイクル可能で、土にも還るとても地球に優しい素材です。

 

植物由来成分が最高で99%以上を占めていまして、これは世界最高水準の値かと思います。日本のものづくり技術の賜物だと考えています。

 

個人的な話になりますが、高校時代から落語を嗜んでいたのですが、かつて外交官として諸外国に勤務していた頃、日本を代表する伝統的な娯楽である落語が、言葉のバリアのせいで海外でほとんど知られていないことに気づき、ここ数年英語落語を趣味としています。海外に公演に呼ばれることも多く、微力ながら国際文化交流にも関わらせて頂いております。

弁護士に顧問契約を依頼しようと思ったきっかけ、理由を教えてください。

中山先生と知り合ったきっかけは、大学の同期会でした。中山先生が企業でよくある法務トラブルなどについて情報発信をされているのを見て、自らも企業経営上の問題や労務のことをしっかり整備していかないとと思い、どこかのタイミングで相談しようと考えていました。

2015年に会社を設立しまして、設立当初は法律的な問題はなかったので、顧問弁護士としての契約はお願いしていませんでした。しかし、その後、環境配慮型素材PAPLUS®(パプラス)を発表後は、さまざまな企業からお問合わせを多数頂く中で、どの会社と取引をすべきか、あるいは資本提携をすべきか等、法律の知識が必要なやり取りが急激に増えていき、専門家の判断を頂きたく、中山先生に顧問をお願いさせて頂きました。顧問契約をお願いする上で、一番初めに頭に浮かんだ弁護士が中山先生でした。問題には真摯に向き合って頂きつつも、ユーモアも忘れない気さくなところに、安心感を覚えました。

 

普段、どのような法律相談や依頼をしているか教えてください。

他社とのお取引に関しての相談ごとが弊社では一番多いので、まずはその契約書を見てもらうことが多いかと思います。また、今後は投資家も増えていきますので、総会の対応や新株の発行等の投資家対応や、契約や労務などについても幅広くご相談をさせて頂くことになると思います。

 

貴社にとって日本橋法律特許事務所、中山先生はどのような存在でしょうか。

企業を経営する上で、色々な課題が出てきますが、顧問契約をしていて一番良かったこととしては、その経営者自らが行わなければいけないことに専念できることだと思います。法務に関しては中山先生のような経験豊富な方にお願いをすることで、企業経営者として一番やらなければいけない意思決定に専念できているかと思います。また、中山先生のお人柄としても、とても親身にお話を聞いて頂けますし、法律の専門家の観点から論点を明確化して頂き、主張すべきところは主張するべきだといったように、会社のことを自分事のように考えてくれる方だと思っております。大変ご迷惑をおかけしてしまったのですが、週末や深夜の時間にもかかわらず、相談をさせて頂いたこともあります。

 

最後に、弁護士との顧問契約を検討している経営者にメッセージをお願いします。

顧問契約なしで経営していると、何かあった際の対応に困るかと思います。企業経営は、いつ何が起こるかが予見できないものですので、タイムリーな対応ができるかどうかが死活問題となります。そのため、保険のように、一緒に会社を守ってくれたり、時には戦ってくれたりする存在である顧問弁護士は、身近にいてもらう方が良いと考えております。そうした方がいないと、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまったり、逆に、会社の危機を乗り切ることができずに大きな損害を被ってしまったりするおそれもあるかと思います。その観点からも、顧問契約で日頃から会社をよく知ってもらい、強みや弱みを把握しておいてもらうと、不測の事態が生じたときでも最適な提案をしてもらうことができます。したがって、会社を守り、効率的に成長させていくためにも顧問契約はおススメかと思います。

会社情報:https://ca-mi-no.jp/